リンパ浮腫について
リンパ浮腫とは、何らかの原因により、リンパ系循環の流れが、圧迫、狭窄、閉鎖されることにより生じた浮腫のことです。リンパ節やリンパ管の発育不全、乳がん、子宮がん、前立腺がん等の外科的療法、放射線療法の後遺症、静脈疾患等々、に発症することが多いようです。手足が腫れ、重圧感、深部痛、だるさ、疲れやすさ等を感じます。術後すぐに浮腫みが発症する場合もあれば５年１０年経過してから発症する場合もあります。予防や治療方法は、正しい知識とケアを行うことにより達成されます。大切なことは、あきらめないことです。
リンパ浮腫の治療について
当治療院では、ドイツにあるリンパ浮腫治療専門病院（フェルディクリニック）の治療法に基づいた「複合的理学療法」に準じて、個別にリンパ浮腫の症状に対応していきます。
治療内容
基本的な治療内容として下記の５つを行います。
１、スキンケア
２、医療徒手リンパドレナージ
３、圧迫療法
４、圧迫下での運動療法
５、日常生活上の注意
御自宅でのセルフケアの指導も行います。
日常生活での注意点
リンパ浮腫を理解し、出来る事から始めましょう。
・虫に刺されないようにする
・締め付けることはしない
・スキンケアをする
・正座を避ける
・カイロの使用は避ける
・長時間の同一姿勢は避ける
・身体に過度な負担をかけない
・適正体重を保つ
・完璧主義に徹しない